AT322 時代蒔絵竹林図五段重

Old Makie Lacquer jyubako. Edo period. with wooden box.
W24.0−D24.0cm H44.5cm
台含む全高 53.5cm 桐箱付

江戸時代につくられた極上の漆芸蒔絵重箱です。五段仕様の蓋が二枚、台座の付いた豪華な仕立てです。竹林の構図は全体に絶妙な間を取り入れ、下段にはヤブコウジが配されています。二枚の蓋裏には最上級の技術が用いられた菊と扇面による豪華な蒔絵が魅了します。現在の価値にすれば、恐らく漆芸作家に依頼してもこれだけのものは相当の費用と時間を要することでしょう。状態は時代のわりに良く、木地から仕上げに至る緻密な計算が成されているためでしょう。しかしながら、一段の縁付近に剥がれと、下外隅に小さなアタリ、台座一辺にアタリが有ります。蓋二枚はどちらも中央寄りに木地の収縮差で起きた亀裂が見られます。木地に反りはなく、厚い漆の表面が引っ張られ裂けた状態です。経年による最小限のダメージと云えるでしょう。内側、外側底面は梨地塗りで、蓋及び底部の桟は四方桟とした堅牢で狂いのないものです。(下駄蓋や下駄桟の場合、内側隅が切れてきたり、隙間が生じたりするものを良くみかけますが、これはまったく造りが異なります)指摘すべき傷はかなり少ない状況の良いお品です。細かな擦れや使用による経年のやつれなどはご了承下さいませ。箱は恐らく当時のものではなく、後に作られたものと思われます。蓋裏他、記載はございません。
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