AT285 古常滑経塚壷陶片A

KoTokoname Kyotsukako-Touhen. Heian period. with wooden box.
W25.5−D19.0cm H3.5cm
質量509g厚さ約1cm 桐箱付

愛知県の知多半島に位置する中世の古窯で有名な常滑は甕や壷を主力に焼かれていました。中でも経筒を入れて埋葬する経塚壷は古常滑の代表的な壷でもあり古美術としても六古窯の中で垂涎のまとと云えるでしょう。本陶片はその経塚壷のもので12世紀平安後期から鎌倉時代にかかる最も古式な壷であります。反り具合から首から肩にかけての部分と思われ、叩き紋と十字の窯印、更には公家などの用いた菊の文様も二つ確認出来ます。陶片は姿形を想像をする愉しみもございますが、何と言いましても人の手で造られた様々な痕跡が垣間見えるもので、割らねば見ることの出来ない内側の土味もまた魅力的です。紐造りによる凸凹とざんぐりとした粗めの土味が中世古陶の魅力を倍増させます。眺めながら酒を呑むのも最高ですが、酒肴を盛って徳利を傾ければこの上ない贅沢でございます。※桐箱に納められています。
末尾写真参考資料/特別展「古陶の譜 中世のやきもの 六古窯とその周辺」
販売価格
20,000円(内税)
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